春の熱中症

くらし

今年のゴールデンウィークはステイホームウィークとなり、お出かけはほとんどの方が自粛されていると思います。
せっかくの連休なのに残念ですが今年は特別、家で過ごしましょう!

行楽地に行かなくても毎年この時期には気を付けていただきたい、気候と健康のお話です。
夏に起こるイメージの熱中症、実は救急搬送は5月頃から増え始めます。

総務省消防庁報道発表資料より

春の熱中症が起こる理由は、この時期特有の急な気温の上昇に関係があります。
4月から5月にかけては涼しい日が続いた後にいきなり気温が20℃~25℃にあがることがよくあり、過去にはGW期間中に30℃超えた年もあります。
人間は春から夏にかけて気温の上昇に合わせて徐々に体が暑さに慣れていきます。
暑さに慣れる<暑熱順化>が出来ていない状態で、気温が急上昇した環境下に曝されてしまうと熱中症が発生してしまうのです。
このように、熱中症は身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあるのです。

終盤には25℃超えの地域もあります

人間は気温の上昇や運動によって体内温度が上昇すると、汗をかいてその温度を下げようとします。
その発汗の機能が十分にできていないと熱中症になってしてしまうリスクが高まります。

熱中症を防ぐためにすべきことはどの季節も同じです
〇暑さを避ける
 ポカポカは気持ちいいのですが、体に熱を溜めないため
 直射日光を受ける時間を少なめにしましょう。
〇服装を工夫
 重ね着で暑さを調節しやすくしましょう
〇こまめな水分補給
 冷やした飲み物(5~15℃)を体に入れましょう
〇暑さに備えた体づくり
 これからがまさに体づくりの時期です。
 無理せず徐々に暑さに慣れていきましょう。

春の熱中症を防ぐために
「春はまだ体が暑さに慣れていない」ということをしっかりと意識して過ごしましょう。
まだ気温は高くないから大丈夫、でもそれはあたなの感覚でしかありません。
自分の身体はまだ暑さに順応していないことをしっかりと意識して、どう対処すればよいかを考えて行動するようお願いします。

また、今の時期は身体を順応させる大切な時期です、調整をしながら徐々に負荷をあげ夏本番を元気に過ごせるよう<暑熱順化>を進めましょう。

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